経過報告

医学生 ゲーマー 双極性障害

感覚が知識を凌駕するとき

感覚派?理論派?みたいな対立の時にいつも思い出す自分の経験についてどうでもいい話をします。

 

僕が自分の人生の中で感覚ってすごいと思った具体的な経験はセンター試験やそれの準備としてのマーク式試験、倫理政経っていう知識系の科目に対してよく起こることでした。

 

倫理政経は単純な暗記量としてはとても少ないのですが、選択肢の選ばせ方が結構いやらしいもので、ぱっと見間違いじゃないけどもっといい選択肢があるとかそういうものをきっちり選んでいくという作業が必要で、高得点を安定して取るのが難しい科目です。

 

そこでよく起こっていたのが頭の中で今思いつく理論では4番が正解で、4番の正解の根拠は結構出てくるのにそれでもなぜか、しっかり説明できないけど2番が正解に感じるという現象です その場合不思議なことに2番が正解ということが多かったと記憶しています

 

当時からなぜこういう現象が起こるのかについて考えていたのですが、記憶の中にはしっかりと口に出して説明できるぐらい鮮明なものと、鮮明ではないが確実に存在している記憶というものが混在している、僕の不思議な感覚の発生源は鮮明ではないほうの記憶だったのだろうということです。

 

そう言う分析をした後は試験場で知識と感覚が対立したときはなるべく感覚を優先しようと決めて90%を超える点数を取れることがかなり多くなりました。

 

その時の僕は1日8時間ぐらいならわりと集中して勉強できるな~とか本気で思ってるぐらい真剣に勉強してたので鮮明な知識も、鮮明でない知識もとても多かったのだと思います。頭ではこの選択肢なのに心がこの選択肢をえらべと言ってて心のほうが合ってるというロマンティックな現象を体験するにはそれなりに努力がいるということです。

 

これが僕自身が磨き上げた感覚のすさまじさを体感した経験です。感覚に従えるほど非言語的な知識を積み重ねるのはすごいことです。感覚を信じるようにしようと思うまでには結構時間がかかりました。

 

 超どうでもいいですが懐かしいので昔使ってた参考書でも紹介して終わろうと思います。倫理政経は黄色本が三冊あって倫理と政治・経済と 倫理政治・経済なのですが しっかりと分冊になってるほうを買って読んでおいたほうがいいです 結局説明が多いのでわかりやすいよ 黄色本は結構粗悪なものもあるけど駿台予備校講師が著者のものはいいものが多いです。

 

 

改訂第2版 センター試験 倫理の点数が面白いほどとれる本

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