経過報告

医学生 ゲーマー 双極性障害

死へのあこがれ

僕はうつ病

 

レクサプロという抗うつ薬を毎日半錠飲まないとたちどころに社会性を失ってしまう

 

まず夜眠れなくなってしまう

 

夜眠れなくなると朝起きるのは難しいので社会生活を送ることが難しくなるのは必然だ

 

どんなに起きたくても起きれないときは起きれない

 

それはどんなに寝たくても寝れないからある種当然の結末である

 

まあそんな感じで多くの症状をもつうつ病という概念だが

 

うつ病の中でも最も命に関わる症状 「希死念慮」について話そうと思う

 

簡単に言うと「死にたいと願うこと」おしゃれに言えば「死への憧れ」だ

 

 

僕は自殺者を尊敬している

 

自殺は勇気がいることだ。

 

これから起こるかもしれない、いろんないいことを全て切り捨てなければ自殺には至れない。

 

しかしそうまでしてでも、すべての苦しみから逃げたいと願うようになってしまう。

 

全ての苦しみは僕に原因があるのだから、僕が解決するか、

 

解決できないなら死ぬしか、この苦しみから逃れる道は存在しない。

 

自殺する理論はとても簡単で矛盾がない

 

幸せをすべてあきらめてでも平穏を得たい、完全な平穏を得たいなら死ぬのが一番いい方法だ

 

 

 

僕はラッキーだった。治療を初めて10日後に久々に彼女ができた。

 

彼女には付き合う前に、僕がうつ病であることを告白していた

 

家族以外の相手で僕の病気を打ち明けることができた初めての人だった。

 

ただその時は治療を開始した直後で、抗うつ薬の「操転」と呼ばれる副作用

 

言ってみれば効きすぎてめちゃめちゃハイになっている状態だった

 

おそらく麻薬を使っているときに感じるのと同じような感覚なのだろう。

(断っておくが麻薬を使ったことはないので推測に過ぎないのだが)

 

そんな状態だったので僕が病気で苦しんでいるということが伝わらなかったのだと思う

 

うつ病者は他人を苦しめてしまう。これは客観的な事実だ

 

他人に迷惑をかけないためにも僕は一刻も早くこの病気を克服すべきだ

 

迷惑をかけている、苦しめていると感じるとやはり、死にたいと願うようになる

 

ぼくのような無価値な人のせいで人を傷つけたり苦しめたりするのは申し訳ない

 

僕がすべて悪いのだからどこかから飛び降りて、きっちり死ぬべきだ。

 

中途半端に障害が残ってギリ生き残るのではなく、即死が望ましい。

 

 

 

そんなこんなで今日彼女と別れることになった

 

僕なりに精一杯頑張ったので悔いはないし病人と付き合ってくれただけで感謝するしかないだろう

 

すごく短い間だけど楽しかった

 

大学の健康センターで死にたいと相談すると10人ぐらい入れ代わり立ち代わり僕の話を聞いてくれて

 

自殺しないようにめちゃくちゃ見張りを付けてくれた

 

いい大学に入ったなと心から思った

 

今日はおそらく死ぬ勇気が出てて

 

死ねるとしたら今日しかなかった

 

これ以上苦しいことはあまり重ならないと信じたい

 

この先また苦しいと感じたときに、今日死んでおけば…と悔やむこともあるかもしれないが

 

なんかいろんな人の助けでしぶとく生き残ってしまったので 

 

これからも社会に適応するための努力を積み重ねていくしかない

 

いつか精神科医としてこの恩に報いるために。